• No : 450
  • 公開日時 : 2019/03/14 13:01
  • 更新日時 : 2019/04/04 13:55
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調理中の突然沸騰(突沸)とは何ですか?

 

突沸現象とは、突然に沸とうする現象です。

通常、液体は加熱して沸点を超えると沸騰します。(※水の場合は、100℃が沸点)
しかし、液体の成分や加熱条件によっては、沸点を超えても沸騰しない場合があり、これを過加熱状態と言います。
この状態の液体に、振動などの衝撃が加わると、突然、激しく沸騰が起こります。
この現象を突沸といいます。
水、牛乳、豆乳、酒、みそ汁、コーヒーなどの液体を温めるときにささいなきっかけ(容器をゆする、塩や砂糖などを入れる)で生じます。

この突沸を防止するには

  • 飲み物(コーヒー、茶、酒、水など)を加熱するときは、火力を弱めにして加熱してください。
  • 味噌汁やとろみのある食品(カレーやシチューなど)を加熱するときは、火力を弱めにして、よくかき混ぜながら加熱してください。(強火で急に加熱しない)
  • 熱々の汁物に、塩や砂糖などの調味料を入れる場合は、少し冷ましてから行ってください。
 
突沸による事故の事例は NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)のホームページに掲載されています。
事例はこちらから(NITEのホームページにジャンプします)