炊飯専用の機器(例:RR-50S1)は、内釜の底面が設定温度に達すると炊飯完了と判断し、スイッチが切れ消火する仕組みになっています。
何らかの要因で、感熱部付近に部分的に熱が蓄積されると、炊飯かま全体の温度が設定温度に達していなくても早切れしてしまうことがあります。
早切れの主な要因については下記の通りです。
- お米の表面が割れていないか(割れ米)
精米後、時間が経過したものの中にはお米の表面に“ひび”が入っているもの、砕けているものがあります。自動洗米機を使用していないか洗米機を使用している場合は割れ米を防ぐため、洗米時間を3分以内にしてください。
- 炊き込みごはんをしていないか
炊飯かまの底部に具が沈殿すると、早切れの原因になります。具は必ずスイッチを押す直前にお米の上に乗せるだけで、混ぜないでください。また、炊き込みごはんの際には、炊飯最大量の6割以下にしてください。
- 無洗米の炊飯について
無洗米でも浸漬は必要です。表面に残ったヌカが沈殿するとネバが発生し、早切れにつながります。
- 汚れた炊飯ネットを使用していないか
炊飯ネットは、一度使用するとお米に含まれるでんぷん質によって目詰まりを起こすことがあります。一度炊飯したネットは必ず洗濯機などでしっかりすすいでください。
- 連続炊きをしていないか
炊飯完了後は機器が熱くなっていますので、炊飯かまに水とお米を入れた状態で3分以上はおいて十分に冷却をしてください。
- 設置について
炊飯器を並列に置くなど、他の燃焼機器に近接している場合は、熱の影響で早切れの原因になります。また、排気通路を確保してください。
- 炊飯かまの底や感熱部が汚れていないか
炊飯かまの底や感熱部が汚れていると早切れの原因になるためお手入れしてください。